「人生三分の一はふとんの中」 ぐっすり眠ることは、心身ともに大切なことです。
「普段ご自分がどんなふうに寝ているのかおわかりですか?」
よく私は質問します。そうすると、こんな答が返ってきます。
「仰向け」「横向き」「うつ伏せ」……等、大きく分けると4つのタイプに分類されます。
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王様型
大の字で仰向け。
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うつぶせ型
うつぶせで、ふとんやベッドを支配する姿勢。
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半胎児型
足を少し曲げ、横向き。
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胎児型
横向きで体をまるめる。
(アメリカの精神科医ダンケル博士による)
おおよそどなたもこのようなスタイルで寝ているようにお話しされます。
さらに「仰向け」で寝たのに目が覚めると「横向き寝」になっている。
あるいは、「うつぶせ」になっている等々ということを言われます。
どうしてなのでしょう?
実は人は入眠時の姿勢によらず「寝返り」をうっているからなのです。
寝返りをうって体位を変えているからなのです。
その数は1晩に20~30回程度と言われています。
また「仰向け」で入眠して、目ざめた時も「仰向け」。
もし寝返りを一切うたないとすると、どうなるでしょうか?
介護に詳しい方なら、すぐ「床ずれ」ができますと答えが出るでしょう。
同じ寝姿勢をとっていると、血液やリンパ液の流れ、循環を妨げてしまい、自分の体重で部分的に大きな圧力をかけ、「床ずれ」をつくってしまうことになるのです。
さらに人のからだのかたちは背骨により、正面から見ると直線、横(側面)から見ると曲線(S字型)になっています。
肩巾~ウエスト~おしりと「ふくらみ」と「くびれ」がある独特の形となっています。
このような形を持つ人が、どんな寝姿勢をとっても体圧を分散し、腰・肩がとっても楽な状態を保つことが敷ふとんには求められているのです。
「腰痛や肩こりから解放されて、ぐっすり気持良く眠りたい!」
「からだを休めるために寝たのに、朝起きると腰、首、肩が痛い」
「眠るのがこわい!」
このような症状の方の9割以上の方が「枕があっていない!」と思われがちですが(下の図を参照)
実は、枕が支えているのは、その方の体重のたった8%。
残りの92%を支えているのが敷ふとんなのです。
(私は、「敷ふとんは体を支える枕なのです」とよく言います)
そのようなこりや痛みといった症状は、枕ではなく92%を支える敷ふとんを見直すことで改善されることも多いのです。
すなわち、
睡眠中、私たちの体にかかる加重の大部分を敷ふとんが支えており、熟睡するためは、体重による体圧を分散して、自然な寝姿勢を保持することが大切なのです。
しかも寝返りによるどんな寝姿勢でもそれをキープできること。
そのことを可能にしたのが「整圧マットレス」なのです。
- 寝心地が良くぐっすり眠れるようになった。
- 傷みが緩和されて楽になった。
- ウレタンにスリット(切り込み)が両面に入って通気性が良く、湿気がこもらずむれにくい。ほす手間も減った。
- 背中・腰のわん曲がしっかりささえられる安心感。
- 身長体重に合わせたベストなかたさが選べる。
- 耐久性にすぐれ10年ももつ。